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よくあるご質問(FAQ)

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交流電源 CVFTシリーズ

交流電源 CVFTシリーズについてはこちらを参照してください。

基本編

・Q1:CVFT-Dシリーズの特徴を教えてください
A:リニアアンプ方式を採用した高性能の交流電源です。

・Q2:CVFS-Dシリーズとの違いは何ですか?
A:CVFTはCVFSより一層出力電圧波形の歪みが少ない、高性能交流電源です。

・Q3:メモリー機能とは何ですか?
A:使用頻度の高い電圧・周波数を事前に登録しておき、
  必要に応じて呼び出して使う事ができます。

・Q4:小型・軽量の電源はありますか?
A:容量250VAのCVFT1-250HAがあります。外部制御を行わないのであれば、
  200VAの低価格リニアアンプ方式交流電源PH1-200もあります。

応用編

・Q1:周波数変換器として使えますか?
A:商用周波数のみならCVFSがおすすめですが、1000Hzなどの周波数をお求めの場合は
  CVFTシリーズが最適です。

・Q2:どんな負荷が使えますか?
A:力率が85%以下の負荷の場合、本来の容量が出ないおそれがあります。
  力率が悪い負荷の場合は、CVFSシリーズをお使いください。

・Q3:最大出力電流についてですが、例えばCVFT1-D500は500VAの電源ですので100V出力時は5A流せますか?
A:いいえ、CVFTシリーズの最大出力電流は、最大出力電圧で規定されています。
  例えばCVFT1-D500の最大出力電流は140Vレンジでは500/140=3.57A、280Vレンジの場合は
  500/280=1.78Aとなります。100Vで5Aを流したい場合は1ランク上のCVFT1-D1000を
  選定してください。
  CVFT-Dシリーズの最大出力電流についてはこちらを参照してください。

・Q4:CVFT3-D500は単相も出力できますか?   単相が出力できる場合、単相・三相を外部の信号で切り替えて使用できますか?
A:CVFT3-D500は三相出力の電源です。外部信号での切り替えは出来ませんが、  
  出力端子(UVW)のU-V間に接続すれば単相出力も出来ます。
  ただし、この場合の出力電流は1A以下となります。

トラブル事例

・Q1:「Err」表示している。(CVFTシリーズ)
A:下記エラーコードをご確認ください。
  記載以外のエラーコードが表示された場合は、故障が考えられます。弊社までご連絡ください。

007内部直流過電圧(+)008出力トランジスタ過電力負荷が接続されている場合、負荷電流は定格電流以下で使用して下さい。
出力短絡が発生していないことを確認してください。無負荷時に発生する
場合は内部故障が考えられます。弊社までご連絡ください。

表示 内容
対処方法
001 機器内コネクタ外れ 弊社までご連絡ください。
002 装置内部過熱(入力部) 本体の通風孔等を塞いでいないかを確認し、ブレーカを再投入してください。
装置内部の過温度状態が続いている場合は、再度エラー表示になります。
このときは装置内部がある程度冷却するまで待ってから、ブレーカを再投入
してください。
003 装置内部過熱(出力部)
004 入力電圧異常(低電圧) 入力電源電圧が規定電圧範囲内であることを確認して、ブレーカを再投入
してください。 入力電圧に異常がない場合は、弊社までご連絡ください。
005 入力電圧異常(高電圧)
006 内部直流過電圧(-) ブレーカを再投入してください。
繰り返しエラーが発生する場合は、弊社までご連絡ください。
007 内部直流過電圧(+)
008 FET安全動作領域保護
009 過電流
010 内部ADC読込み異常(GND) 繰り返しエラーが発生する場合は、弊社までご連絡ください。
011 内部ADC読込み異常(REF)
012 内蔵不揮発性メモリー異常
098 RAMエラー
099 ROMエラー

電波法について

・Q1:交流電源 CVFT1-200Hは電波法に該当しますでしょうか?
A:CVFT1-200Hは45Hz~999Hzの出力が可能な200VAの製品ですので、
  電波法で定める高周波設備(10kHz以上、50W以上)に該当しません。
  お客様の方で特殊仕様で10kHzを超える電源を使用する等、
  配線等より規制に該当する電波が出ている場合には、
  お客様の方で、届け出が必要となります。 

交流電源 CVFSシリーズ

交流電源 CVFSシリーズについてはこちらを参照してください。

基本編

・Q1:CVFSW-D2kの特徴を教えてください。
A:一台で単相二線式、単相三線式、三相三線式を出力切り替え可能な電源です。

・Q2:CVFTシリーズとの違いは何ですか?
A:CVFSシリーズはPWMインバータ方式を採用し、高効率、低価格を実現した交流電源です。

・Q3:メモリー機能とは何ですか?
A:使用頻度の高い電圧・周波数を事前に登録しておき、必要に応じて呼び出して使う事ができます。

応用編

・Q1:周波数変換器として使えますか?
A:波形整流機能を有し、波形歪の少ない安定した正弦波が得られますので、周波数変換器として最適です。

・Q2:生産ライン用電源として購入を検討していますが
A:外部制御機能が豊富、かつ高効率なため、生産ライン用の自動試験用電源として最適です。
  また、電圧が240Vまで可変できることから、輸出用機器の試験用電源としても最適です。

・Q3:モーターなどの低力率負荷にも使えますか?
A:低力率負荷に対しても歪みの少ない安定した電圧波形を供給できるため、モーター評価用電源としても最適です。

トラブル事例

・Q1:「Err」表示している。(CVFSシリーズ)
A:下記エラーコードをご確認ください。
  記載以外のエラーコードが表示された場合は、故障が考えられます。弊社までご連絡ください。

表示 内容
対処方法
000 外部非常停止が入力されました。 外部非常停止入力を解除した後、ブレーカを再投入してください。
001 装置内部(整流回路半導体部)の過温度です。 本体の通風孔等を塞いでいないかを確認し、ブレーカを再投入してください。装置内部の過温度状態が続いている場合は、再度エラー表示になります。このときは装置内部がある程度冷却するまで待ってから、ブレーカを再投入してください。
002 装置内部(突入防止回路)の過熱です。 内部故障が考えられます。弊社までご連絡ください。
003 装置内部(インバータ回路半導体部)の過温度です。 対処はエラーコード001と同じです。
004 装置内部の制御電源電圧の低下です。 入力電源電圧が規定電圧以上であることを確認して、ブレーカを再投入してください。
繰り返しエラーが発生する場合は、弊社までご連絡ください。
008 内部ADコンバータのグランド電位読込みエラーです。 繰り返しエラーが発生する場合は、弊社までご連絡ください。
009 内部ADコンバータの基準電圧読込みエラーです。
011
~17
出力AC電圧の過電圧です。 ブレーカを再投入してください。
繰り返しエラーが発生する場合は、弊社までご連絡ください。
接続されている負荷に回生機能がある場合もこのエラーになる場合があります。
018 内部主回路直流電圧の過電圧です。 入力電源電圧が規定電圧範囲内であることを確認して、ブレーカを再投入してください。
繰り返しエラーが発生する場合は、弊社までご連絡ください。
接続されている負荷に回生機能がある場合もこのエラーになる場合があります。
021
~27
出力過電流です。 負荷が接続されている場合、負荷電流は定格電流以下で使用して下さい。
出力短絡が発生していないことを確認してください
無負荷時に発生する場合は内部故障が考えられます。弊社までご連絡ください。
097 内蔵不揮発性メモリーの読込み/書込みエラーです。 繰り返しエラーが発生する場合は、弊社までご連絡ください。
098 CPU内部ROM/RAMのエラーです。 弊社までご連絡ください。

耐電圧試験器 TWVシリーズ

TWVシリーズの詳細ページはこちらを参照してください。

基本編

・Q1:耐電圧試験とは何ですか?
A:電機製品や部品が取り扱う電圧に対して十分な絶縁耐圧力があるかどうかを確認する試験です。

・Q2:絶縁抵抗試験とはなんですか?
A:絶縁物の機能、性能を確認するために、抵抗値を測定することにより、絶縁不良を検出する試験です。

・Q3:絶縁耐圧力がなかったり,絶縁不良があるとどうなるのですか?
A:機器の製造不良や部品の劣化などで絶縁耐圧力が不十分な場合や絶縁抵抗が規定値以下の場合、使用者が感電したり,漏電により火災が発生する恐れがあります。

・Q4:1000V 1分間の耐電圧試験を生産性を上げるため、1200V 1秒間にして実施していますが、
  正しいやり方なのでしょうか?

A:1分間の試験で規定される電圧値の1.2倍の電圧値を使用して、1秒間の試験に短縮できる
  と規定されているものもありますが、規格によって違い、認められていない場合があります
  ので、確認する必要があります。

・Q5:漏れ電流とは何ですか?
A:絶縁物に電圧を印加したときに流れる電流を漏れ電流と呼んでいます。

・Q6:耐電圧試験器の操作には何か資格が必要ですか?
A:耐電圧試験器の取扱いに資格は必要ありませんが、感電事故等を防止するため、
  取扱説明書をお読みの上、正しい操作方法でご使用ください。

・Q7:校正をするにはどうしたらいいでしょうか。
A:校正期間について特に規定はございませんが、
  半年もしくは1年サイクルでの校正をおすすめいたします。
  料金については、こちらを参照ください。詳細につきましては、
  ホームページからお問い合わせ、または最寄りの当社営業所までご連絡ください。

・Q8:電圧表示は四捨五入と切り捨てのどちらでしょうか。
A:切り捨て表示となっています。

・Q9:電圧コンパレータの ±5%と±50Vはどういう関係でしょうか。
A:電圧コンパレート機能は、「±5%」と「±50V」の論理ORにより、
 コンパレータの設定電圧が1kV以下の場合は±50V、1kV以上の場合は±5%で判定します。
  試験中に基準電圧値から外れた場合は試験を中止しますので、
  OVP機能としても使用できます。また、本機能のON/OFFも可能です。

応用編

・Q1:10kVより高い電圧を印加をしたいのですが
A:TWVシリーズ標準在庫品ではAC10kVまでですが、カスタム製作によりAC100kVまでの耐圧試験器を製作可能です。またDC出力タイプ(DC50KVまで)も製作いたします。

・Q2:ラックに組み込んでいますが、テストケーブルが前から出ているのが邪魔です。
A:TWV-552、TWV-511は、筐体背面からもテストケーブルを接続できます。
  さらに、カスタム仕様で筐体背面のみで接続するタイプも製作実績があります。

・Q3:EXT-IOを使用したいのですがどんなプラグを用意すればよいですか?
A:TWVシリーズのレセプタクルは第一電子工業株式会社製57GEシリーズの57GE-40360-751-FAを使用しています。こちらのレセプタクルに合うプラグをご用意ください。
  適合コネクタ例(第一電子工業株式会社製)
   57-30360 、 57E-30360 、 57FE-30360

トラブル事例

・Q1:「Err」表示している。(TWVシリーズ)
A:下記エラーコードをご確認ください。
  記載以外のエラーが表示された場合は、故障が考えられます。弊社営業所へご連絡ください。

表示 対象機種 内容
対処方法
Err0 TWVシリーズ インタロック状態です。 EXT-I/OピンのINT.LOCK端子をISO.COMに接続して LOにしてください。
インタロックが解除されると、「READY状態」になります。
詳細については取扱説明書内のオプション設定項目及びEXT-I/Oの項目を参照してください。
Err1 TWVシリーズ オプション品(プローブ、リモコンボックス)違いによる異常です。 正常なオプション品を接続して表示する場合は、故障が考えられます。弊社営業所へご連絡ください。当社オプション品以外が接続されている場合も、Err1となります。
※現在の試験器にはREMOTE EXT.SWコネクターは付いておりません。
Err2 TWVシリーズ EXT I/Oの故障が考えられます。 弊社営業所へご連絡ください。
Err3 TWV-511 DANGERランプの故障が考えられます。 弊社営業所へご連絡ください。
他TWV-シリーズ 内部EEPROMの故障が考えられます。 弊社営業所へご連絡ください。
Err4 TWV-511 LOW端子側のコンタクトエラーです。 試験物との接続を確認してください。接続・接触に問題が無い場合は、弊社営業所へご連絡ください。
他TWV-シリーズ 内部RAMの故障が考えられます。 弊社営業所へご連絡ください。
Err5 TWV-511 下限判定電圧よりも、出力測定電圧が低く設定されています。 設定を確認してください。
他TWV-シリーズ
絶縁抵抗機能付き
内部A/Dコンバータの故障が考えられます。 弊社営業所へご連絡ください。
Err6 TWV-511 下限判定値よりも、出力測定電圧が低い状態が発生しました。 出力異常が考えられます。出力電圧をご確認の上、弊社営業所へご連絡ください。
Err7 TWV-511 出力電圧の下限判定値よりも、コンタクト電圧が低い状態が発生しました。 高圧出力側のコンタクトエラーです。試験物との接続を確認してください。接続・接触に問題が無い場合は、弊社営業所へご連絡ください。
Err8 TWV-511 上限判定電圧よりも、設定電圧が高く設定されています。 設定を確認してください。
Err9 TWV-511 上限判定電圧よりも出力電圧が高い状態が発生しました。 出力系あるいは測定系の故障が考えられます。弊社営業所へご連絡ください。
ErrE TWV-511 出力電圧の異常が検出されました。 出力系あるいは測定系の故障が考えられます。弊社営業所へご連絡ください。
ErrH TWV-511 本機内部のオーバーヒートが発生しました。 電源を切らずにしばらく放置してください。(本体を冷却してください)電源再投入後、
復帰しない場合は故障が考えられます。
弊社営業所へご連絡ください。

・Q2:タイマの設定ができなくなりました。(TWVシリーズ)
A:設定電流の上限値と下限値が、上限値≦下限値になっているとタイマの設定ができません。
  上限値>下限値になるよう変更してください。

・Q3:タイマを1秒に設定しても,10秒に設定しても約5秒で遮断してしまう。(TWVシリーズ)
A:これはタイマが動作しているのではなく、電圧コンパレータ機能が動作しているためです。
  電圧コンパレータ機能は,設定電圧の±5%以内に5秒以内に入らないとタイマは起動せずに
  FAILと判断して試験を中断します。
  電圧コンパレータを試験電圧に合せ,±5%以内になるよう設定するか、
  電圧コンパレータ機能をOFFにしてください。

・Q4:試験を開始すると、数秒で「UPPER」「LOWER」が点灯してFAILになる。(TWVシリーズ)
A:電圧コンパレート機能がオンの時、試験開始後5秒以内に設定電圧に達しないとFAILに
  なります。詳しくはQ3を参照ください。

・Q5:電圧コンパレート機能を使おうとして、基準電圧を設定しましたが動作しません。
 他に設定が必要ですか?

A:電圧コンパレート機能はタイマーがONの場合のみ動作します。試験時間を設定してください。

・Q6:他に電圧コンパレート機能が働くのはどの様な時でしょうか?
A:出力電圧が設定した基準電圧値の±5%(出力電圧≦1kV時は±50V)の範囲に入るまで
  試験を開始(タイマーカウント)しないモードであり出力開始後約5秒間基準電圧範囲に
  入らなかった場合、UPPER + LOWER+ FAILが点灯し「FAIL 状態」になります。
  また、試験中に基準電圧範囲から外れた場合も直ちに試験を終了します。

・Q7:10年以上前にTWV-550を購入し使用しているのですが、レンジ切換え用のトグルスイッチを 上下に動かせなくなってしまいました。
A:長い間、トグルスイッチを同じレンジにしたままにすると、スイッチが固着してしまい、無理に動かそうとすると折れてしまいます。定期的(月1回程度)にスイッチを動かしておいて頂くと、固着を防止する事が可能です。

・Q8:試験条件変更後、電源をOFF/ONすると変更した設定が元に戻ってしまいます。試験条件を記憶させるにはどうすればよいですか?(TWVシリーズ)
A:設定をした後に、一旦試験開始(出力ON)してください。試験開始のタイミングで試験条件を記憶します。

・Q9:上限値を1.0mA設定にして試験している際、電圧”0V”、電流”0.04mA”、時間”0.0s”でUPPER FAILになることがあります。これは、ワークの絶縁不良と考えて宜しいのでしょうか?
A:絶縁不良(ショートしている)と考えられます。
  TWV-551、552、1051などは、電流表示とは別にハード的な過電流検出回路を持っています。
  短絡等により大電流が流れるとこの回路が動作して瞬時に回路を遮断します。
  この時、出力はショート状態の為、電圧表示は0Vとなり、
  電流も一瞬しか流れない為、平均値としては小さな値を表示します。
  TWV-511も同様に過電流検出回路がありますが、検出時には電流表示部に”—“を表示します。

・Q10:短絡状態を模擬した試験をしたところ
 (テストケーブルの高圧側と低圧側を接続し上限を1.0mAで設定)
 UPPER FAILとなり試験結果は電圧“0V” 電流“0.04mA” 時間“0s”や電流0Aの結果表示で
 上限を超えていないのですが何故でしょうか。

A:判定がUPPER FAILとなる理由は当社試験器は内部のハードウェアで計測している
  箇所があり、短絡なので瞬時に大電流が発生しているため、
  認識としては電流が設定値より超えていると判断します。
  但し一瞬のため計測はできず表示されません。
  始業点検をしたい場合は、短絡状態では十分に出来ないので、
  固有の抵抗値の物を使って始業点検するのが一般的です。
  お客様で抵抗をご用意していただくか弊社では下記の点検治具も製造販売していますので
  参考願います。
  耐電圧試験器用始業点検治具

その他耐電圧試験器

・Q1:耐電圧試験器(ITSシリーズ)の仕様について教えてください。
 本体に遮断電流1mA-2mA-5mA-10mAのタップがありますが、
 遮断電流に関する精度等は規定されているのでしょうか?
 型式はITS-20005です。

A:仕様:入力 : AC100V, 50/60Hz、 出力 : AC0~2000、
  遮断: 1-2-5-10-250mA 切替式、片端接地式

  遮断電流の制約(規格)はございません。
  遮断電流に対する当社の出荷時の確度が±5%です。

・Q2:耐電圧試験器を使用する際の注意事項について教えてください。
A:「出力停止中に作業する場合、接地棒で高電圧を放電した状態で、
   7kV高電圧保護手袋を使用して作業をする。」
  「高電圧出力中は、高圧端子,ケーブル,被試験物含め高電圧充電部には
   絶縁保護があったとしても接近または、接触は禁止する。」
  「作業者は電気安全の知識を有する者が実施する。
   例えば、高圧・特別高圧電気取扱業務特別教育を受講した者。」

※耐電圧試験器を扱う会社様の責任で、手袋・長靴や作業者を選定してください。
※一般に市販されている高電圧手袋や長靴は、7kVまでの物しかありません。
 これら製品は、7kV以下で活線作業を行ことを想定しています。
 耐電圧試験器では高電圧が出力中に、作業者がケーブルを含め高電圧部に接近して
 使用することを想定していません。
 高電圧部に接近する作業は、出力停止中に限るようお願い致します。

直流電源 CVCWシリーズ

CVCWシリーズについてはこちらを参照してください。

基本編

・Q1:CVCWの特徴を教えてください。
A:定格出力電圧以内でレンジ切り替え無しで出力できる、直流電源です。

・Q2:他社製品との違いは何ですか?
A:業界初2000Wの大容量、最大500Vまでの電圧が出力可能です。かつメモリー機能を搭載しています。

・Q3:メモリー機能とは何ですか?
A:使用頻度の高い電圧・周波数を事前に登録しておき、必要に応じて呼び出して使う事ができます。

・Q4:並列運転・直列運転はできますか?
A:並列運転は最大6台並列運転が可能で、最大12kWの大容量で使用できます。
  また、直列運転は最大2台直列運転が可能で、最大1000Vの高電圧電源として使用可能です。

応用編

・Q1:特定の電圧・電流値を時間で設定して使いたいのですが
A:プログラム機能を搭載していますので、電圧値・電流値・出力時間を設定することが可能です。

・Q2:外部制御はできますか?
A:0~10VDC、RS232C、GP-IB(オプション)の外部リモートをご用意しております。

・Q3:並列運転と直列運転を同時に使うことはできますか?
A:現時点では対応しておりません。

トランスについての質問

トランスについてはこちらを参照してください。

逆Vトランス

・Q1:単相三線式の逆Vトランスの二次側には、2系統のAC100Vと1系統のAC200V負荷が接続可能ですか?
A:接続は可能です。 AC100V(u-o、o-v間)は不平衡でも問題はありません。
  但し、二次側のAC100V負荷容量のバランスが異なっても、三相一次電流は不平衡になりますので
  電源容量、ブレーカ、配線材等の選定には留意ください。

中性線について

・Q1:三相トランスの中性線を負荷と接続したいのですが可能でしょうか?
A:弊社三相変圧器はY結線の場合の中性点は、標準では内部接続だけとなっています。
 中性線をご使用になる場合は事前にお知らせください。
 中性線付きにて製作いたします

電圧変動率について

・Q1:トランスの出力電圧は負荷を接続すると下がると聞きました。
 負荷を接続した場合でも定格電圧を維持したいのですが可能ですか?

A:弊社変圧器は、2次側定格電流を流した時の電圧を定格電圧と定義しています。
 従って、1次側入力電圧が定格電圧であれば、2次側出力電圧も定格電圧以上になります。
 逆に、無負荷時の出力電圧は上昇しますので、ご注意ください。

通電時の匂いについて

・Q1:トランスやリアクトルの使い初めに匂いがすることはあるのでしょうか?
A:ご使用にトランスやリアクトルからワニス(絶縁材)の匂いがすることがあります。
 これは初期的なもので、しばらくご使用いただくとにおわなくなります。

オートトランスについて

・Q1:オートトランスとは何でしょうか?
A:オートとは「自動」という意味ではなく、ギリシャ語のAuto(日本語の意味は自己)に由来
  します。1次コイル、2次コイルを共用している事から「自己」ということになったようです。
  オートトランスの詳細はカタログをご覧ください。

リアクトルについての質問

リアクトルについてはこちらを参照してください。

許容温度について

・Q1:TSL2シリーズリアクトルの許容最高温度と許容最低温度は何℃でしょうか?
A:TSL2シリーズの耐熱クラスはFとなっており、許容最高温度は155℃です。
  風をあてることで、許容最高温度以下で連続使用する事が可能です。
  許容最低温度は結露しない環境で0℃以上でご使用ください。

通電時の匂いについて

・Q1:トランスやリアクトルの使い初めに匂いがすることはあるのでしょうか?
A:ご使用にトランスやリアクトルからワニス(絶縁材)の匂いがすることがあります。
 これは初期的なもので、しばらくご使用いただくとにおわなくなります。

※PCB含有についての当社見解

(1) 弊社使用の絶縁油は、原油より一貫精製された原油を使用。

(2) 昭和54年(1979年)以降の製品にはPCB混入の可能性はございません。

(3) 製品に油が入っていなければPCB混入の可能性はございません。

弊社とのお取引について

・Q1:直接の取引(購入)は可能でしょうか?
A:購入は可能です。
  ただし、取引口座を開設するまでは、事前入金など現金取引が基本となります。
  ①お見積書を送付させていただきますので、注文書のご送付をお願いいたします。
   (注文書には必ず御社注文番号の記載をお願いいたします。)
  ②弊社より、請求書を送付させていだきますので下記の銀行に、現金のお振り込みを
   お願い致します。
      振込先:三菱東京UFJ銀行 荻窪支店
          三菱東京UFJ銀行 黒川支店
          上田信用金庫 本店
          八十二銀行 上田支店
  ③現金のお振り込みをいただきまして、入金を確認させていただいた上で、製作の着手や発送
   の手配を進めさせていただきます。
  ④口座開設をご希望される場合、弊社与信管理を実施させていただきます。
   会社概要や直近3期の売上金額と経常利益についてお尋ねしますのでお知らせください。
   ※お客様からお預かりしました会社情報につきましては、
    上記利用目的以外には、一切の利用を行いません。
  ⑤製品お届けまでのリードタイムについて
   ・標準品 在庫有の場合は入金確認後、約一週間で納品いたします。
   ・標準品 在庫無の場合は、弊社ホームページhttp://www.tokyo-seiden.co.jp/zaiko-new/
    をご覧ください。完成日から1週間後で納品いたします。
   ・設計品お見積りに記載いたしました期日とし、別途回答させていただきます

・Q2:代理店を教えてください。
A:弊社の代理店はございません。
  ただし各商社様との取引がありますので、商社様を通じてのお取引が可能です。
  弊社とお取引のある商社様をご案内いたします。

   東北地域
    美和電気工業株式会社
    日本電計株式会社
    西川計測株式会社

   関東地域
    東京電機産業株式会社
    横河商事株式会社
    西川計測株式会社
    日本電計株式会社
    遠藤科学株式会社
    東洋計測器株式会社
    穂高電子株式会社

   北関東地域
    西川計測株式会社
    東京電機産業株式会社
    千代田機工株式会社
    株式会社ソッキテック
    日本電計株式会社
    コムベックス株式会社
    杉本商事株式会社
    轟産業株式会社

   甲信地域
    高山理化精機株式会社
    日本電計業株式会社
    東京電機産業株式会社
    吉澤精機工業株式会社

   東海地域
    遠藤科学株式会社
    日本電計株式会社
    協立電機株式会社
    轟産業株式会社
    豊田通商株式会社
    明治電機工業株式会社
    穂高電子株式会社
    中西電機工業株式会社
    日本測器株式会社
    東京電機産業株式会社

   北陸地域
    日本電計株式会社
    株式会社電陽社
    轟産業株式会社
    東京電機産業株式会社
    株式会社アヅマテクノス
    株式会社ホクシン

   関西地域
    明治電機工業株式会社
    日本電計株式会社
    西川計測株式会社
    穂高電子株式会社
    東京電機産業株式会社
    新川電機株式会社
    菱電商事株式会社
    日本測器株式会社

   中国地域
    新川電機株式会社
    日本電計株式会社
    穂高電子株式会社

   四国地域
    新川電機株式会社
    日本電計株式会社

   九州地域
    明治電機工業株式会社
    日本電計株式会社
    株式会社システック井上
    日本測器株式会社
    九州計測器株式会社
    南九州向洋電機株式会社
    西川計測株式会社

その他の質問

当社製品の製造番号について

・Q1:製品銘板の製造番号欄に「AA11」と記載されていますが何年に生産された製品でしょうか?
A:1980年~2000年に生産された製品の製造番号表示方法です。
 ①一番左のアルファベットは年を示します。
  Aは1980年を示し、Bは1981年と西暦を順に表します。
 ②2番目のアルファベットは月を示します。
  Aは1月を示し、Bは2月と順に表します。(12月はLになります)
 ③次の数字は、その月の生産番号です。

   事例)「AA11」とは1980年1月に生産された製品となります。

・Q2:0から始まる製造番号で「0185414」や「02Y426」等が記載されたものがあるのですが、何年に生産された製品でしょうか?
A:00~06で始まる製造番号は、2000~2006年の表示方法です。
 3桁目が数字の1~9の場合は1~9月、アルファベットのX,Y,Zの場合は10~12月を示します。
 それ以外のアルファベットの場合は、製品名と合わせてお問い合わせください。
 因みに、「0185414」は2001年8月生産、「02Y426」は2002年11月生産品です。

・Q3:製造番号欄に「08B40034」と記載されていますが何年に生産された製品でしょうか?
A:最初の2桁が06以降の数字、3桁目がA~Lの場合は、2006年以降の製造番号の表示方法です。
 ①最初の2桁は年を示します。西暦の下2桁を表します。
 ②3番目の桁は月を示します。Aは1月を示し、Bは2月と順に表します。(Lは12月です)
 ③次の数字からは生産部署と、その月の生産番号を示します。

   事例)「08B40034」とは2008年2月に生産された製品となります。

・Q4:上記にあてはまらない数字だけの製造番号やアルファベットから始まる「TW01478」等が記載されたものがあるのですが、何年に生産された製品なのでしょうか?
A:1979年以前および製品ごとの連番表示方法です。
 製品名と合わせてお問い合わせください。

製品の廃棄について

・Q:CVFT1-D200を廃棄するにあたり鉄くずとして、スクラップ・解体業者に処理依頼をだしてもよいものか、有害物質等を含んでいるために廃棄時に特別な処理をしなければいけないものなのでしょうか?
A:CVFT1-D200は有害物質を含んでいないため、
 鉄くずとして廃棄して頂いて問題ございません。
 都度見積もりにはなりますが、有料で廃棄も可能です。

   規格の解釈が必要な際には、その規格が当社で確認できるか、また確認出来ない場合は、 該当規格を入手するために、時間及び費用がかかってしまう場合がございます。
更に、上記回答で規格準拠ではなく、規格認証までとなると、第三者機関に依頼する必要がある為、 第三者機関での認証費用+当社が認証機関へ提出する書類の作成費用など、費用や期間が 別途発生致します。
御了承の程お願い申し上げます。

電波法について

・Q1:コンデンサ試験用電源 PS-HB0040は電波法に該当しますでしょうか。
A:PS-HB0040は、10kHz以上の出力が可能な2.5kVAの製品ですので、
  電波法で定める高周波設備(10kHz以上、50W以上)に該当します。
  設置許可が不要となるための技術基準には適合していませんので、
  お客様にて設置許可を申請して頂きたく存じます。
  ご必要がございましたら、申請に必要な情報について、
  弊社よりご提供致しますので、ご連絡をお願い致します。

変圧器・計器用変成器製作標準リードタイム

変圧器

シリーズ名 製作日数 設計日数
 TES1-A  小型単相変圧器(バンド形、耐熱クラスA) 14 3
 TSS1-B  単相変圧器(端子台形、耐熱クラスB) 20 3
 TSH1-E  単相変圧器(端子台形、耐熱クラスE)
 TSV  スコット・逆V結線変圧器(耐熱クラスB/H) 45 5
 SCA1  単相変圧器(カットコア形、耐圧クラスB) 45 3
 TSS3-B  三相変圧器(端子台形、耐熱クラスB) 45 3
 TSS1-H  単相変圧器(端子形、耐熱クラスH)  ※7.5kVA以上 40 5
 TSS3-H  三相変圧器(端子形、耐熱クラスH)  ※7.5kVA以上 45
 TSH1-H  単相変圧器(端子形、耐熱クラスH) 40 5
 TSH3-H  三相変圧器(端子形、耐熱クラスH) 45
 SLC1  単相変圧器(ケース形、耐熱クラスB/H) 45 10
 SLC3  三相変圧器(ケース形、耐熱クラスB/H) 60 10

計器用変成器

シリーズ名 製作日数 設計日数
 CTL  標準用変流器(木箱形)校正用 60 7
 VTL  標準用計器用変圧器(木箱形、ケース形)校正用 60 7
 VTL5 油入り  標準用計器用変圧器(木箱形、ケース形)校正用 90 10
 CT他  一般計測用変流器(電力需給用) 45 5
 VT他  一般計測用計器用変圧器(電力需給用)

※注文書入手から出荷まで

・新規品は製作日数+設計日数掛かります。又、状況により前後する事があります。
・量産の場合は異なります。
・特急対応はご相談下さい。

スイッチング電源

カスタムスイッチング電源の詳細ページはこちらを参照してください。


 

・Q1:他社製の量産スイッチング電源の代替品はありますか?または新規での製作対応は
  可能でしょうか?

A:弊社ではスイッチング電源の標準品はございません。
  お客様のご要求仕様に合わせ,設計からの製作対応となります。
  従いまして他社様の量産電源を同程度の価格でご提供することは適いません。
  電源を設計から対応するとなると数百万円の初期費用と機能試作,量産試作など段階的な
  ご評価が必要になります。
  このような対応で宜しければ,数量や立ち上げ期間などご連絡いただければ、製作対応可否
  の検討が可能でございます。

シャント

シャントについてはこちらを参照してください。

・Q1:TS25シリーズ(TS15、TS16、TS26各シリーズ)0.5A~300Aの
  台座付シャントの固定用ザグリ穴のザグリ深さを教えて下さい。

A:固定用ザグリ穴の深さは8mmです。
  よって、底面から固定位置までの高さは6.5mmとなります。

shunt-a shunt-b
0.5A~7.5A外形図 10A~300A外形図

・Q2:TS25-100の電圧端子M5と電流端子M8の各推奨締め付けトルクを教えてください。
A:M5 1.49 N・m 、M8 6.15 N・m となります。

【黄銅系ねじ(ボルト・ナット)の標準締め付けトルク(参考)】については
こちらを参照してください。

・Q3:階級による、寸法・構造に違いはありますでしょうか?
A:例えば、TS21-20とTS11-20では、外形寸法は同じです。
  最終的に、抵抗体の調整を行いますが、その調整が異なります。

・Q4:シャント(分流器)配線の長さについて
 リード線の長さに制約がありましたので確認を致したくメール致しました。
 線径や配線の長さなど、何かありましたらご教授ください。

A:(1) 主回路配線は定格電流に見合った線径の電線を用いてください。
  (2) 検出線の長さ,線径については規定はありません。
  (3) 検出線も主回路と同電位になっていますので,回路電圧に見合った
     絶縁性能をもった電線を使用してください。

・Q5:TS15-4000こちらの取付方法は6tのブスバーを差し込んで
 ボルトナット締めで問題ないでしょうか。
 また、上記接続のとき6tの精度はどこまで必要でしょうか。

A:端子部から接続する母線は、放熱の為充分な大きさが必要です。
  以下の銅バーを(片側)4枚使用いただくことを推奨しております。
  幅150mm×厚さ6mm×長さ1000mm×4枚
  6tのブスバーの使用で問題ないと思いますが、上手く勘合しないようでしたら
  研削などで調整いただければと思います。

・Q6:該当する商品が有りましたら型番を教えて下さい。
 シャント抵抗 入力 DC70A 出力 0-50mV DC(入力抵抗 10KΩ以上)

A:シャントの機種は下記型式を選んでいただけばと思います。
  シャント抵抗 入力 DC70A 出力 0-50mV DC(入力抵抗 10KΩ以上)
  ⇒ 型式:TS25-75(75A、50mV、0.2%)、TS15-75(75A、50mV、0.1%)
  又は型式:TS25-100(100A、50mV、0.2%)、TS15-100(100A、50mV、0.1%)

入力抵抗につきまして
弊社シャントは、抵抗体に電流端子を設け、その抵抗体の両端に電圧端子を付けています。
お客様のイメージしている入力抵抗と違うかもしれませんが、
電圧端子間の抵抗値は、定格電圧降下/定格電流になります。

・Q7:5000A以上のシャントは校正可能でしょうか。
A:可能です。5000A以上のシャントを製造した場合でも5000Aの校正となります。
  例えば10000A 品(0.5%200mV)は納品時に5000Aの校正をしております。

・Q8:TS16-1の配線になにか制約はありますか。
 線径や配線の長さなどありましたら教えて下さい。

A:線材について、特に制約を設けておりませんが、以下ご注意ください。
(1) 電流用の線材についてお使いの「TS16-1」の抵抗値は、60mV/1A =60mΩです。
   1A流す上で問題い配線でお願いします。
(2) 電圧測定用の線材についてご使用になる電圧計の内部抵抗に対して
   十分小さな抵抗値になるような線材をご使用ください。

・Q9:シャントの校正結果不合格の原因は何が考えられますか?
A:酸化により抵抗値が変わってしまうことや経年劣化が主な原因になります。

・Q10:電圧降下200mVの製作はできますか?
A:弊社標準品の電圧降下値は50mV・60mV・100mVですが、
  これ以外の特殊品の設計・製作も可能ではあります。
  ただし、標準品に対して温度上昇試験のデータが少ないため、
  設計・製作・検証が必要となり、その開発期間、費用がかかります。
  今後、特殊品も標準品と同レベルで設計・製作が出来るよう
  現在、技術・製造を通してデータの蓄積を行っております。
  また、特殊品で量産品の場合には「試作品製作」→「評価実施後、量産見積のご提示」という
  段階的な進め方とさせていただき、この立ち上げ期間を考慮して頂ければ幸いです。

・Q11:50mV品を4個繋げたら、電圧降下200mVとして使用はできますか?
A:下記写真の様に4台のシャントを銅バーなどの導体で接続する形になるかと思います。
  この場合、接続した導体部分の抵抗分でも電圧降下が発生するため
  電圧の確度保証が出来ません。
trans

・ Q12:横河計測製シャント(分流器)の校正は可能でしょうか。
A:基本的に校正は可能ですが、特殊品であったり、確度などが異なる場合がございますので、
  電気的仕様や校正条件を添えてご依頼お願いします。

・ Q13:横河計測製シャント(分流器)の修理は可能でしょうか。
A:シャント(分流器)の修理は出来ません。

・ Q14:横河計測製シャント(分流器)の代替品はありますか。
A:代替品はございますが、100%同じ仕様ではありませんので、
  外形寸法、取付ピッチ、連続使用などにつきまして弊社HPの外形図、
  仕様を必ずご確認下さい。

・ Q15:シャント抵抗器(TS15-75)について下記の条件・電流パターンで実施した場合の
  飽和温度は約何度となりますでしょうかまた、問題なく使用できますでしょうか
条件
・常温(約23℃)
・自然空冷

電流パターン(連続)
サイクルタイム:20s
・40Arms,1.5s以内
・65Arms,1.5s以内
・200Arms,1.5s以内

A:飽和温度は、周囲温度+25℃です。周囲温度23℃であれば、
  飽和温度は48℃という事になります。マンガニン抵抗は80℃を超えると
  抵抗値変化が大きくなることがあります。上記電流パターンの実効値は約60Aです。
  使用上、問題ございません。

・ Q16:シャントの使用環境について、一般的な測定器同様周囲温度-10~50℃、
  湿度90%RH以下等の指定はありますか。
A:周囲温度:5~40℃、湿度:20~80%RHでのご使用をお願いいたします。

・ Q17:電流値1000Aを台座を付けたいのですが可能でしょうか?
A:弊社のシャントは電流値:350Aから台座がありません。
500A以上の大電流シャントは発熱により確度が低下する為、冷却が必要です。
銅バーに直接接続することで銅バーからの放熱を織り込んで熱設計を行っておりますので、
台座仕様では確度保証が敵いません。

・ Q18:1mA-50mV-0.2%、10mA-10mV-0.2%の製品は製作可能ですか?
A:製作できません。
1mA-50mVは抵抗値が50Ω,10mA-10mVは定格電流が10Ωとなります。
定格電流が小さ過ぎて,シャントの素材となる極細マンガニン線が入手できない為
製作できません。
台弊社での最小電流は0.5A品からになります。

当社シャントの標準的な電圧降下は50mV,又は60mVですが,定格電流に応じて
以下の電圧降下の製品も製作可能ですのでご参照ください。
その他の抵抗値はお問い合わせ下さい。
0.5A~10Aまでは1000mV
10A~100Aまでは500mV
100A~300Aまでは300mV
300A~500Aまでは200mV
500A以上は100mV
(抵抗値は電圧降下V÷定格電流Aで計算)

・ Q19:シャントの推奨校正周期教えてください。
A:弊社のシャント校正期間は1年に1回をお勧めしております。
2~3年に1回等のお客様もいらっしゃいます。

・ Q20:シャント(分流器)の確度0.1%や0.2%とは、
フルスケール(F.S)の0.1%/0.2%になりますでしょうか?
または測定値(rdg)の0.1%/0.2%になりますでしょうか?

A:リーデング(読み値)に対する確度になります。

可変抵抗器

可変抵抗器についてはこちらを参照してください。

・Q1:SSとDSの違いは?
A:SSは1本の抵抗体、DSは2本抵抗体です。

・Q2:DSのメリットは何?
A:2本の抵抗体で構成しており結線にて最大抵抗値を2種類(直列と並列)にできます。
  <例>電流値(A)が12.5-25.0、抵抗値(Ω)が0.76-0.19の場合、下記の仕様になります。
  直列接続で使用する場合は、電流値は12.5Aまで、抵抗値は0.76Ωまで使用できます。
  並列接続で使用する場合は、電流値は25Aまで、抵抗値は0.19Ωまでとなります。
  DS型の電流値はお客様のご要求に合わせて対応が可能です。

負荷装置

負荷装置(図番/TS-EE0169)についてはこちらを参照してください。

・Q1:御社製品の三相誘導負荷装置 図番/TS-EE0169について適用できないか検討しており、
 三相誘導負荷はモータのように電流が流せますか?
 抵抗値、インダクタンスなどは固定値なのでしょうか?

A:同装置は、空芯リアクトルがY(スター)結線されている装置です。
  従いまして、抵抗値・インダクタンスは固定値となります。
  電流は定格内でお使いいただければ良いと考えます。
  三相誘導負荷装置 ←仕様などはこちらをクリックしご確認下さい。

RR2-4K

RR2-4Kについてはこちらを参照してください。

・Q1:DC0~60V,0~13.5AのDC電源の校正用に使用したいと思います。
 例えば、DC電流 0A,0.5A,1A,3A,5A,7A,10A,13.5Aですが使用可能でしょうか?
  (DC電源を結線は R-T間に配線し基準電流計を直列接続します)

A:使用可能です。
  ただし、パネル表示の電流値とは一致しませんので実際の電流値
  もしくは60Vでしたら100V側の表示電流×0.6倍の電流値して設定ください。

・Q2:DC100V/200Vの仕様になっていますがDC0~60Vの間でも使用できますか?
A:使用は可能ですが、本製品は100V及び200V印可した際に、
 表示の電流になるような抵抗が入っている製品となります。
 例えば、AC100V-20Aのスイッチを入れた場合、抵抗値は100V÷20A=5Ωとなります。
 ここに、60V印可した場合、12A流れることになります。(60V÷5Ω=12A)
  13.5Aの条件とする場合には4.44Ωとなります。(60V÷13.5A=4.44Ω)
  残り1.5A分は2Aレンジ(50Ω=1.2A)、0.4Aレンジ(250Ω=0.24A)となり、
 13.44Aとなり20A+2A+0.4AをONすることにより実現可能です。
 (合成抵抗並列なので4.46Ωとなります。)

・Q3:DC60Vの時 0.5AをON時に電圧を30Vにするとどうなりますか?
A:0.5A ONとは200V側に倒した場合となります。
 抵抗値400Ω(200V÷0.5A)ですので、30Vの場合は30V÷400Ω=0.075Aとなります。
 参考までに同じスイッチを100V側に倒しますと100V÷1A=100Ωとなりますので、
 30Vの場合は30V÷100Ω=0.3Aとなります。

・Q4:電圧がDC24Vの時に100V側の10AをONすると10A流れますか?
A:100V側の10Aスイッチを倒すと、100V÷10A=10Ωとなりますので、
 24Vの場合は24V÷10Ω=2.4Aとなります。

・Q5:電圧がDC60Vの時に100V側の10AをONすると10A流れますか?
A:100V側の10Aスイッチを倒すと、100V÷10A=10Ωとなりますので、
 60Vの場合は60V÷10Ω=6Aとなります。

・Q6:定格電圧(100V/200V)の何%まで印加可能でしょうか?
A:短時間(数分)の場合は100V/200Vの110%まで印加可能です。
 連続の場合は105%程度まで印加可能です。
 製品の寿命を延ばすために、定格電圧内で使用してください。

計器用変成器

計器用変成器についてはこちらを参照してください。

・Q1:標準仕様以外の製作について
A:変流器の出力電流は5A、1A以外特殊となるため、
  比較試験装置による試験はできません。比較試験には標準器が必要になりますが、
 JIS C1731による標準の電流値のみとなります。(下表による)

定格一次電流(A) 定格二次電流(A)
1 10 100 1,000 10,000 1 又は 5
12 120 1,200 12,000
15 150 1,500 15,000
2 20 200 2,000 20,000
0.25 2.5 25 250 2,500
3 30 300 3,000 30,000
4 40 400 4,000
0.5 5 50 500 5,000
6 60 600 6,000
75 750
8 (80) (800) 8,000

  ※( )内の電流値は二次電流1A標準器ありません。

又、上記以外の電流値は、標準器の電流比と合わない為試験できません。
よって、比誤差、位相角による確度階級指定はできません。

特殊仕様については、比誤差の確度データのみの測定は可能です。
又は、外部校正機関での試験は可能です。
標準用については最小確度±0.1%
一般用については最小確度±0.5%仕様であれば製作可能です。
(定格負担、電流値により異なりますので、上記以外の確度についてもご相談下さい)

周波数50/60Hz以外については、設計対応は可能です。
但し、比較試験は試験周波数60Hzのみとなります。

・Q2:変流器の測定方法(校正方法)について
A:変流器の測定方法(校正方法)についてはこちらを参照下さい。

・Q3:使用環境及び使用条件について
A:1.使用環境及び使用条件
 下記の条件を満たす場所でご使用下さい。
 これ以外のご使用条件では、絶縁破壊、寿命低下につながることがあります。
・周囲温度-20℃~40℃の範囲内。但しCT-5MRNは周囲温度-20℃~50℃の範囲内
・湿度10-90%RHの範囲内
・標高が1000m以下の場所
・塵埃(じんあい)、腐食性ガス、潮風(塩分)、油煙の少ない場所
・振動、衝撃のない場所
・雨、水滴、日光の直接あたらない場所
・計器用変圧器については、高周波・高調波成分が大きい波形(例としては、インバータによる
 矩形波やサージ電圧が含まれる波形など)の計測には使用しないでください

 2.保管
 長期保管する場合は下記のような場所で保管してください。
・周囲温度-30℃~60℃の範囲内
・日平均温度が35℃を超えない場所
・塵埃(じんあい)、腐食性ガス、潮風(塩分)、油煙の少ない場所
・振動、衝撃のない場所
・雨、水滴、日光の直接あたらない場所

・Q4:CT-5MRNシリーズは400Hzまたは1kHzで使用可能ですか?
A:400Hzまたは1kHzでも使用可能です。定格電流時の比誤差は±1%以内にあります。
   詳しくはこちらを参照下さい。

・ Q5:一般計測用計器用変圧器VT-50M6を横向きで設置したいのですが、
  設置方向に指定はありますか?

A:設置方向に指定はございません。下記写真のように横向きにする等、
  いずれの方向でも設置が可能です。

     

    この他にも、CT-MR、CT-MB、CT-MS、CT-M、DPVT、DPCT、VT-M、各シリーズも、
  設置方向に指定はございません。
  特に、CT-5MRNは取付脚の向きを変えることができます。
  CT-5MRN ↓

     

 

・ Q6:横河計測製変流器の校正は可能でしょうか。
A:基本的に校正は可能ですが、特殊品であったり確度などが異なる場合がございますので
  電気的仕様や校正条件を添えてご依頼をお願いします。

・ Q7:横河計測製変流器の修理は可能でしょうか。
A:可能です。
  有償にて、故障個所の確認を行った後、修理可否をご連絡いたします。

・ Q8:横河計測製変流器の代替品はありますか。
A:代替品はございますが、100%同じ仕様ではありませんので、
  外形寸法、取付ピッチ、連続使用などにつきまして弊社HPの外形図、
  仕様を必ずご確認下さい。

 
 

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  0268-35-0550〈営業〉
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