1.概要と特徴
 入力電流に対し出力を電圧変換し、製品機器の制御や電力監視、過電流の検出回路などの用途に使用されます。
 ・広範囲(1A~400A)の電流計測が可能です。
 ・定格入力電流は10A~100Aまで巻回数により、選択ができます。
 ・周波数は45Hz~10kHzと広範囲で使用可能です。
 ・上部のねじを取り外せばコアが分割でき、既設配線に取付けることも可能です。
※入力側がリード線タイプ(トランスタイプ)の製品についてはこちらCB0025画像を参照ください。

2.仕様

形状 1次貫通型
定格アンペアターン 100
定格入力電流 10A 20A 25A 50A 100A
巻回数 10 5 4 2 1
※定格出力電流と
図番
10mA CT-BG0127
20mA CT-BG0130
50mA CT-BG0131
最大出力 2VA (例:10mA品の場合、検出抵抗20kΩで200V)
周波数 50/60Hz(45Hz~10kHz 使用可能)
過電流特性 定格入力の3倍(連続)、4倍(1秒)でも使用可能
耐電圧 AC2000V/1分間
2次側リード線 UL1430 AWG22 線長100mm
寸法 W65×D42×H70mm
質量 約350g
耐熱クラス A
外観写真 bg0127

※2VAで出力電流精度±1%(50/60Hz)を確保していますので、アナログメータ用の変流器としても使用可能です。

3.代表特性表
 図番 CT-BG0127 (出力電流 10mA)
 入力定格 100アンペアターン(10A、10回巻き)
CT_outvol
CT_freq

 

4.温度上昇試験
  代表製品図番 CT-BG0127
  入力電流:100A(1貫通にて試験)
  出力電流:10mA   定格負担2VA(20kΩ)
ct

試験周波数60Hz 入力電流
測定部位 100A 300A 備考
出力巻線温度上昇(K) 2.7 29.8 抵抗法
鉄心温度上昇(K) 1.7 16.4 温度計法

結果:300A連続通電しても使用可能な耐量がございます。
   300A時の負荷は、定格負担(2VA)を固定したまま試験をしています。