1.概要
 電源の入力容量(三相交流)を算出する際、√3×入力電圧×線電流を使用するが、
 なぜ√3 を掛けるのかについて説明する。

2.原理
G_sannsou_1

                                                              120°づつ位相差がある。
3.スター結線の相電圧と線間電圧の関係
 (1)相電圧と線間電圧の関係を式で表す。
     Vuv=Eu-Ev
     Vvw=Ev-Ew
     Vwu=Ew-Eu

 (2)相電圧と線間電圧の関係をベクトル図で表す
G_sannsou_2

・Vuv=Eu-Ev=Eu+(-Ev)
と表すことができる。
同じように、
・Vvw=Ev-Ew=Ev+(-Ew)
・Vwu=Ew-Eu=Ew+(-Eu) となる。

 

 

 (3)線間電圧Vuvの大きさを下図に表す。
G_sannsou_3
左図から、
[latex] \displaystyle Vuv = 2 \times Eucos 30^\circ = 2 \times Eu \times \frac{\sqrt{3}}{2} = \sqrt{3}Eu [/latex]
となり、線間電圧は相電圧×√3で式に表せる。
(線間電圧Vuv は相電圧Eu より30°位相が進む)
       線間電圧=√3×相電圧

 

4.まとめ
 以上のことから、三相皮相電力を求める式は、

 3×相電圧×線電流 = 3×線間電圧/√3×線電流 = √3×線間電圧×線電流 となる。