trans 1.まえがき
  力率可変負荷装置は、回路に並列に抵抗負荷、誘導性負荷、
  容量性負荷が接続されています。
  その大きさは、調整ボリュームにより連続的に可変できます。
  正弦波電圧を入力し、抵抗負荷、誘導性負荷、容量性負荷を
  変化させ、電圧・電流波形を確認しました。

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2.力率可変負荷装置によるベクトルと電圧・電流波形
  ①抵抗負荷、誘導性負荷、容量性負荷のそれぞれの調整位置での
   ベクトル・電圧・電流波形を下表にまとめました。
  ②力率可変負荷装置(RLCシリーズ)はこれらの抵抗負荷、
   誘導性負荷、容量性負荷を独立して任意の大きさに連続的に
   可変することができます。

ベクトル 電圧・電流の波形 ベクトル 電圧・電流の波形
RLC1-1KAC3.png RLC1-1KAC4.png RLC1-1KAC5.png RLC1-1KAC6.png
RLC1-1KAC7.png RLC1-1KAC8.png RLC1-1KAC9.png RLC1-1KAC10.png
RLC1-1KAC11.png
RLC1-1KAC12.png
RLC1-1KAC13.png
RLC1-1KAC14.png

3.結果
系統は抵抗性負荷だけではなく、誘導性負荷と容量性負荷が常に存在しています。
系統連系試験においては、電流が流れた状態で特性試験をする必要があり、
本負荷装置で実現できることが確認できました。
本負荷装置でLとCを可変し、 \displaystyle 2{\pi}f_0 = \frac{1}{\sqrt{LC}} の共振周波数が、入力電圧の周波数に
近くなると電流波形が歪むことも確認しました。

4.力率可変負荷装置(RLCシリーズ)
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