GF0097

◆概要
本電源は導電線を連続的に加熱する電源装置です。
1次巻線を巻いた変圧器のコイルの中に、加熱したい導電線を通しショートロータで
短絡しその線に磁気誘導により発生させた電流のジュール熱で電線を加熱する、
高周波誘導加熱用電源です。

◆従来の課題を解決する方法
従来は均一に発熱させるため直流電圧を印可していたことから、以下の課題が
ありましたがこの電源により課題の解決案をご提示致します。

(1)スパークの防止:印加電圧を高周波化することで継続的放電を遮断できるため
スパークの発生がありません。(交流波形であるので、電流がゼロになる時がありスパークが一旦消滅するため)

(2)電極ロータ軸の電食防止
     直流加方式(ロータに直流電圧を印加)       高周波方式(ロータには電圧が印加されない)
GF0097-1 GF0097-2


(3)機構の簡素化
ロータに電圧を印加する必要がないので、スリップリングなどの機構が不要となります。


◆一般仕様

型式 PS-GF0097
外形寸法 本体      :W550xH770xD480(mm)キャスタ付
誘導トランス :W45xH150xD180(mm)アモルファスコア1個~10個
冷却方式 強制空冷

◆電気的仕様

入力電圧 三相3線式200V±10%
周波数 50/60Hz
電源出力電圧 DC300矩形波
電源出力電流 20A
誘導周波数 400Hz~20kH(可変)
絶縁耐電圧 入力-出力・筐体間 AC2000V 1分間
出力-筐体間 AC1500V 1分間

◆回路方式
(1)装置の回路構成例
GF0097-03 

(2)実効値電流を測定しフィードバック制御を行うことで温度を制御します。

(3)制御方式はインバータによるPWM制御や、インバータ手前の直流電圧を可変するPAM制御などの
方式があります。
印可周波数も線速度に応じて、数百Hzから数十kHzまで対応可能です。